私たちの眠りは、サーカディアンリズム(概日リズム)という1日周期のリズムの中で、眠気を催すホルモンや覚醒を促す物質の脳内分泌で起こると考えられています。ですから、快適な睡眠を取るには、日中の活動を含めた1日の生活リズムが大切です。その生活リズムを整えるコツとは?
体温 人の体温は、夕方5時頃にピークを迎えます。その後の体温が低下するリズムに乗って眠りにつきます。そのために夕方軽い運動をして、その後の体温低下をスムーズにすると眠りへの導入がスムーズになります。
メラトニン 体温を下げ、睡眠を促すホルモンがメラトニンです。目覚めてから14〜16時間後に分泌が始まります。明るいと分泌が抑えられてしまいます。牛乳が眠りに良いとされるのは、Caでイライラが落ち着くほか、このメラトニンの原料となる成分を含んでいるからです。
成長ホルモン 骨や筋肉などの体の成長に関係しています。眠りに入ってすぐ、脳が深く眠るノンレム睡眠の中で最も多く分泌されます。
抗ストレスホルモン コルチコイドホルモンは、夜更かしが続くと明け方の分泌量が低下し目覚めが悪くなります。ストレスの多いときほど早めに就寝するようにすると効果的です。
質の良い眠りは、昼間の健康的な活動を作り出します。さらに言えば、よりよく眠ることはよりよく生きることに通じます。
私たちは、人生の約3分の1を睡眠に充てています。なにかもったいないような〜そもそも、何のために人は眠るのでしょうか?
整理する
受験勉強中、覚えることは寝る前に覚えると忘れにくいと言われました。どうしてでしょう?睡眠中は、外からの情報が入ってきにくくなるので、整理整頓が効率的にできるようになるのだと思います。昼間は、電話や来客でいろんな情報が入ってくるだけです。脳の中はさまざまな情報が散乱している筈です。それらを整理していくのが睡眠の役目の1つだと思います。
明日への充電
眠ることによって免疫機能を高めたり、ストレスと戦うためのホルモンが分泌されたりします。風邪を引いて眠くなるのは、体が免疫機能を高めてウイルスを排除しようとするからです。また、ストレスに効くホルモンは、目ざめる直前に多く分泌されます。
眠りはじめ
大切な成長ホルモンは、寝入ってから3時間に最も多く分泌されます。この時に深い眠りについていれば成長ホルモンは十分に分泌されます。リラックスして眠ることが大事である1つの理由です。
脳の休息
よく「頭を冷やして来い。」と言われます。脳も休みなく動き続けているとヒートアップしてきます。私たちは、脳の働きが止まると生きていけません。眠りと共に人の体温は下がり、同時に温度の下がった血液が脳を冷やしてクールダウンしてくれるのです。